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こんにちは、Sachiko です。
英語は、あなたのキャリアにどんな影響を与えていますか?
国際ビジネスの現場では、言葉の選び方や発音ひとつで、相手に与える印象や信頼感が大きく変わります。
英語力で転職の選択肢を広げ、給与レベルをワンランクアップさせることも可能です。
では、どうすれば「キャリアの武器になる英語」を身につけられるのでしょうか?
このブログでは、英語を軸にキャリアを紡いできたSachiko が、英語の達人のみなさんに「キャリアの武器になる英語」の身に着け方を伺います。
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今回ご紹介させていただくのは、アメリカに2度目かつ通算8年間以上の駐在を通じて自ら身に着けた現地のリアルな英語をX(旧Twitter)で発信するEddieさん。
フォロワー数は17000人以上、年間500回以上のネイティブとの会議をこなす英語の達人Eddieさんが、キャリアアップに効く英語力の習得について語ってくださいました。

ネイティブ英語の洗礼を受けて
駐在直後、電話会議で飛んできた「What’s that?」。頭が真っ白になったというEddieさん。
TOEICでインプットすれば話せる、そう信じていたのに、言葉が全く出てこない。
スピードが違う、表現が違う、何もかもが違う。「これはヤバい」——そう感じて、日本から持ってきたTOEIC参考書を全部捨ててしまったそうです。
学校英語とは何が違うのか
文法は学校で学んできたので大丈夫。でも発音が違う。
どもったり、崩れたり、教科書みたいな「きれいな発音」なんて誰もしていません。
Eddieさんが意識しているのは、聞き取りにくい英語も含めて理解できるよう、リアルな状況を想定したリスニングです。
そして最も大きな違いは表現力。
学校で学ぶ英語は基礎の基礎に過ぎず、日常会話にはカジュアルな表現や比喩的な言い回しがあふれています。
単語一つひとつの意味は分かるのに、文章全体の意味が分からない。
“Let’s play it by ear.”——単語だけ見ても意味が分かりません。
スピードの違いも大きく、アメリカから帰国後に日本の教材で使用されている英語を聞くと、ものすごく遅く感じるようになったといいます。
知らないと会話が成立しない表現たち
駐在中、「これを知らないと会話についていけない」表現に数多く出会ったというEddieさん。
“move the needle”(目に見えた進捗がある) “segue”(話題をスムーズにつなぐ) “down the road”(ゆくゆくは) “across the board”(一律)、——ビジネスの現場で本当によく使われます。
逆に “had better”や “you should”は実はとても強めの表現で使い方に注意が必要です。
日本語の感覚とずれている単語も要注意です。 “propose”は「軽く提案する」ではなく「最終案を提示する」という重い意味合い。
“insist”も強すぎるため、 “I would argue that”のほうが自然で柔らかい。
こうした「言い方の選び方」が、会話として成立するかどうかを大きく左右するのです。
ネイティブ表現、こうして身につけた
Eddieさんの習慣は、ミーティング中に気になった表現を必ずメモすること。
特に何度も出てくる表現だけを徹底的にメモし、実際の会話で使ってみて、Xへの投稿(下記画像が一例)で整理し、仕事の英会話でアウトプットする——この流れが完全に習慣になっているといいます。
実際に使ってうまく通じたり、相手の言葉として引用されたりすると、「この使い方で合ってるな」と手応えが得られるのです。

ビジネスでの効果はこう表れる
特定の表現が劇的な効果を生んだケースは少ないものの、ネイティブ英語の言い回しや考え方を理解することで、コミュニケーションがスムーズになったといいます。
会議や交渉の場では、まず相手の意見を “You are saying ○○, right?”や “I understand your point, but”といった形で受け止めてから、反論や問題点を提示する順序が重要です。
通訳や説明の場面でもネイティブの言い回しは大きく効果を発揮します。
「説明します」を “We will explain it.”ではなく “We will walk you through it.”と言ったほうが自然で親切。
「確認します」も “We will consider it.”より “We will get back to you.”のほうが、「一度持ち帰って確認し、改めて連絡する」というニュアンスを自然に伝えられます。
関係構築は言葉選びから
特定のフレーズよりも、相手へのリスペクトをきちんと言葉にすることが大切だとEddieさんは強調します。アメリカは褒める文化。
メールをもらったらほぼ必ず “Thank you for ~”を添えてから返事を書きます。
“Looking forward to it.” “Happy to help.” “Let’s ~” “We want to make sure that”——こうした言葉も必ず使うようにしています。
関係構築の場面では “I have great respect for you.”や “I will follow your way.”のように、相手を尊重していることをはっきりと言葉にする。
追加依頼をするときも、まず感謝を伝えたうえで、丁寧で柔らかい言い方を心がけることが重要です。
失敗から学んだニュアンスの重要性
ネイティブの表現を「それっぽく」真似して失敗したこともしばしば。「確認してください」と言いたくて主語を省いて “Just confirm.”と書いたところ、「さっさと確認しろ」という命令口調に聞こえてしまい、相手が怒ってしまいました。
本来は “Just want to confirm”や “Just a confirmation”が自然なのです。
単語のニュアンスの違いでも失敗談があります。 “high-level”を「レベルの高い」の意味でビジネスで使用すると、実は全然違ったり、「検討します」を “We will study it.”と言うと「検討はするけど、結論やアウトプットが出ない印象」になるため “investigate”のほうがいいと指摘されたことも。
こうした経験から、「英語はニュアンスがすべてだ」という意識を強く持つようになったといいます。
日本では「この単語=この意味」という一対一で覚えることが多いですが、実際には一つの日本語に対して複数の英語の動詞が存在します。articulate、explain、describe、elaborate——全て「説明する」ですが、それぞれ何が違うのか。
この違いを理解して使い分けないと、正確に伝わらないし、自然にも聞こえないのです。
海外駐在で伸びた4つの力
海外で最も伸びたのは語彙力・瞬発力・表現力、そして度胸だとEddieさんは振り返ります。
これらはすべてつながっていて、語彙力がないと瞬発力は出ません。
「成り行きに任せていこう」をゼロから英訳するとむずかしいですが “Let’s play it by ear.”と決まったフレーズを使えば一発で100%通じます。
表現の引き出しも語彙と本質的に一緒で、大事なのは「使う順に、頭のすぐ近くにしまっていく」こと。
単語帳に載っている英語は万人向けですが、実際には分野ごとに使う英語はかなり偏ります。
自分の仕事・生活・趣味に密着した英語を覚えることが、一番効率がいいのです。
度胸はメンタルの要素が強く、失敗に慣れることで身についたそうです。
100人以上いる場で通訳をクビになってしまった経験もあるそうですが、何度も重ねると多少のことでは動じなくなったとのこと。
特に奥様がアメリカで大病を患われたとき、間違いが許されないので、「分からない表現があれば何度も聞く」という経験を通じて、一気に度胸が鍛えられたといいます。
「妻を助けるのは夫である自分だ」という気持ちが強かったため、あえて通訳は使わなかったそうです。

日本でもできる効果的な学習法
今振り返ってみると、海外に行く前から日本でネイティブの英語にもっと触れるべきだったとEddieさんは言います。
教材はネイティブ向けのものを使い、「実際に使われている英語」を学ぶことが近道とのこと。
Eddieさんが強調するのは、「英語はインプットだけでは話せるようにならない」ということです。
「口から出す」という行為は、インプットとはまったく別物。
自分の考えを脳で組み立てて、そのまま口に出す回路を作る必要があります。
暗唱やシャドーイングも練習として必要ですが、それだけでは「パッと話せる感覚」は身につきません。
実は、通訳の練習が日本でもできる英語を話す回路を作る方法だとEddieさんは言います。
日英・英日の通訳、どちらも非常に効果的で、瞬発力が鍛えられます。Eddieさんは、好きなスポーツ選手のインタビューを聞いて、「自分ならこう答えるな」と考えて訳す練習をしていたそうです。
通訳の人は表現が非常にうまいので、「努力が報われました」を “It paid off.”、「時間が解決してくれます」を “Time will tell.”と訳すなど、ネイティブ表現をそのまま盗めるのも大きなメリットです。
最後にもう一つ大事なのは、音で覚えることです。
日本では試験のためにスペルを中心に覚えますが、どれだけスペルを正しく覚えても、発音が悪ければ会話では使えません。
会話とメールを比べると、実際に使う頻度が高いのは圧倒的に会話。
だからこそ、「口から自然に出るか」を重視したほうが、実践的な学習になります。
英語でキャリアアップを目指す方へ
Eddieさんは、「英語を話せるようになるだけでは、得られるものはそれほど多くない」と率直に語ります。日本で英語を勉強し続けるよりも、実際に海外に行き、その現場で英語を使うほうが、得られるものは圧倒的に多いのです。
海外で英語を話す体験は、まったく別物。ネイティブと接する場数が違い、新しい表現が次々に出てきます。
コミュニケーションの流れや言い方、間の取り方——そうした感覚は現場に来て初めて身につくものです。
それ以上に大きいのは、英語そのものより、考え方・文化・社会・経済を肌で体験できること。
価値観がひっくり返り、人生観やキャリアがガラッと変わります。
実は、Eddieさんがアメリカで一番学んだのは、英語そのものではなく、多様性だったそうです。
日本とアメリカで考え方や受け取り方が真逆になることも珍しくなく、「どちらが正しいか」ではなく、「その場で何が最適か(ベストプラクティス)」を考える必要が出てきます。
グローバルに働くには、ハードスキルだけでは足りず、ソフトスキルが不可欠なのです。
「英語力が十分ついてから海外に行こう、という考えは捨ててほしい」とEddieさんは語ります。
TOEICでそれなりの点数を取っていても、現場では全く通用しませんでした。
「海外でやってみたい」「外国人と本気で働きたい」という気持ちがあるなら、迷わず行ったほうがいい——それがEddieさんの考え方です。
また、発音やテクニックを磨くことも大切ですが、本当に重要なのは中身、つまり「何を伝えたいのか」です。
しかし、それを伝えるためには、語彙を磨くことが欠かせません。
語彙が増えるほど、言いたいことを正確に、自然に伝えられるようになります。
英語でキャリアアップを目指すなら、ぜひそこを意識して学んでほしい——それがEddieさんからの最後のアドバイスでした。
そろそろ参考書の英語を卒業したいと思っているあなた、EddieさんのSNSをフォローしてネイティブな英語表現や海外駐在サバイバル術を学びましょう!
EddieさんのSNS投稿は、下記のリンクからご覧いただけます。
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