
私は1歳の娘を育てながら、大分で暮らしています。 リモートでできる仕事を中心に、企業や個人の方から業務委託をいただいています。
数年前まで東京で会社員をしていたのですが、結婚・妊娠・地方移住をきっかけに、フリーランスという働き方を選びました。
今日は、そんな私のこれからにヒントをくれた一冊の本の話を書きたいと思います。
自分の選択が「中途半端」に感じていた
私の周りの友人たちを見渡すと、みんなそれぞれの場所で自分の道を歩んでいます。
東京や福岡で会社員として働いている方も多いし、子育てに集中したく専業主婦を選んだ方もいる。
そんな中で、地方でフリーランスをしている私は、自分の立ち位置や肩書がふわっとしていると感じることがよくあります。
そんなとき、
「そうだ、シンシアさんの本を読もう」
と家にあったシンシアさんの本を改めて読み返すことにしました。 もう一度ちゃんと開いて、自分が今感じていることを整理してみたい。

この本の中では、専業主婦が再就職するにあたって何をしておくべきか、ご自身の経験から8つのポイントが書かれています。
私は専業主婦ではないけれど、今の自分の働き方や暮らしに重ねながら読むと、たくさんのヒントがありました。
特に心に留めた、3つのこと
シンシアさんが書かれている8つのことはどれも大事な視点なのですが、その中でも私が特に心に留めたのは、次の3つでした。
① 「専業主婦」を長い人生のなかの「キャリア」と位置づける
シンシアさんは、専業主婦としての期間を「キャリアの中断」ではなく、長い人生のなかのひとつの「キャリア」として位置づけていました。
これを読んで、今の自分の働き方にもそのまま重なると思いました。
私は、「完全にキャリアを中断している」とは思っていませんが、「会社員を辞めている」という点では、遅れをとっている気がしていました。
でも私はこの働き方を、自分で選びました。 この期間も、私の人生のストーリーのなかで大事な時間になるはず。
そう信じて、あとから振り返ったときに「あの時こうしておけばよかった」と後悔しないように、未来のために小さな積み重ねをしておきたい。
シンシアさんの言葉を読んで、その気持ちを改めて確かめることができました。
② PTA、地域ボランティアに参加する
シンシアさんは、専業主婦の期間に地域のPTAやボランティアに積極的に関わることを勧めています。
これも、地方に移住してきた私には、すごく腑に落ちる話でした。
つい先日、近所にある奈多八幡宮の松林の清掃活動に参加してきました。 アメリカのインターナショナルスクールの生徒さんたちが来てくれて、地元の方と一緒に松林の枯葉を掃除する取り組みです。
こういう場で出会う方々とのつながりは、会社の名前でつながっているわけではないんですよね。人と人が繋がる場所です。
そこにある関係には、会社員時代に感じたものとはまた違う、心強さと豊かさがあると感じます。
また、「人とのつながりが人生を変える」ことを最近特に実感しているので、今後も大切にしていきたいことです。
③ 目標を達成することで、自分で自分を評価し、自信をつける
本のなかでは、自分でゴールを決めて達成する大切さが書かれています。
私の場合は、今の仕事においても、家庭においても、これを改めて心がけていきたい。
私の人生には、これからもいくつかのフェーズがあります。
仕事をしながら1歳の娘と過ごす今のフェーズ、娘が小学校に通うフェーズ、娘が自立しだんだんと手離れしていくフェーズ。
それぞれの場面で、無理のない範囲で小さく積み上げていく。ときには苦手なことに挑戦しながら。
その積み重ねが、5年後、10年後に振り返ったときに後悔のないものでありたい。そしてその先で、私がしたいこと(自分の会社のことかもしれないし、会社員に戻りたいというものかもしれない)にちゃんとつながるように、今の歩みを大事にしたいと思っています。
私に足りなかったのは「規則正しい生活」
シンシアさんはこの本のなかで、「時間に忠実に、規則正しく生活する」ことの大切さも繰り返し触れています。
正直なところ、今の私には本当に耳が痛いところです。
1歳の娘との毎日は、娘次第。 何時に起きるか、いつぐずるか、いつ寝てくれるか…
思い描いたスケジュール通りに動けないのは、娘が全部悪いわけではなく、自分が自分に甘いところもあるのだとも思っています。
「シンシアさんが書かれているような規則正しい生活は全然できていない」と改めて反省しました。
でも本を読んでいると気づくのです。
「シンシアさんは娘さんが小学校に通っているときのことを言っているかも」
完璧な規則正しさは、娘がもっと大きくなったらやればいい。 今は、できる範囲で仕事を受ける、地域や家族のために動く。それで十分かも。
これは、本を読んで私が勝手に解釈したことです。
でも、私の都合で娘を振り回すより、「今はこの曖昧なスケジュールでもいいかな」と思うことにしました。
娘が小学生になったときのために、今を生きている
この本のおかげで、私は自分の気持ちを整理することができました。
なぜ私は子育て中にフリーランスという働き方を選んでいるのか。
それはとてもシンプルで、
娘が小学校に上がったとき、家に帰ってきた娘に「あとでね」と言わずに、そのときちゃんと向き合って時間をとれる自分でいたいから。
本の中ではシンシアさんが娘さんとおしゃべりを楽しむ場面、じっくり悩みに付き添う場面、得意なことをのばすため習い事を組み立てる場面などが記されています。
私もこうでありたい。
でも「向き合える時間を十分に取る」のは、そのときお金と時間の両方が揃っていないと難しいと思うんです。 フルタイムの会社員もは、時間が拘束されてしまうし…
だから今、フリーランスとしての仕事を、本気で頑張ろうと思いました。
社会の動きから離れずに、私に仕事をくださる方の現場の空気に触れながら、あと6年土台を積み重ねておく。そんな期間として、今を捉えることにしました。
シンシアさんは専業主婦を選んだけど、私はグラデーションのような肩書でもいいかも
シンシアさんは17年、完全に専業主婦を全うされました。
私は専業主婦でもなければ、会社員でもない。
でも、社会と繋がりながら、子育てや暮らしも大事にする。そんな「グラデーション」のような働き方でも、いいかなと思えました。
今はありがたいことに、間にあるいろんな選択肢を取れるようになっています。 在宅の仕事もAIもある。そのありがたさを、私はめいっぱい活かしたいなと思いました。
今を、積み上げる
完璧じゃない毎日でも、今を積み上げる。
それが5年後、10年後の自分につながっていく。そう信じて、今日もまた、小さなことから手を動かしてみようと思います。
シンシアさんの本は、専業主婦ではない私にもたくさんのヒントをくれる一冊でした。
同じように自分の今を「これでいいのかな」と思っている誰かに、この記事が届いたら嬉しいです。
