主婦業にも“職務経歴書”を。家庭運営を「見える化」するジョブディスクリプション

大変ご無沙汰しております、キャリアコンサルタントの三橋久美子です。パワーアップして戻ってまいりました。今回はその第一弾として多くの方に読んでいただきたい資料が完成し、お届けできることになりました。

それが
『家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~』 です。
そもそもディスクリプションとは、「記述」「説明」という意味です。ですので、ジョブディスクリプションとは、「職務内容の説明」ということになります。

『家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~』とは、「主婦として担ってきた仕事を、職務として言語化・可視化したもの」という解釈ができます。

「家庭を回すこと」は、ひとつの立派なマネジメント

食事の準備、家計管理、子どものサポート、高齢の家族の見守り、地域とのつながり、そして家族全員のメンタルケアまで…。

家庭の運営には、多岐にわたるタスクと、日々の判断力、調整力、実行力が求められます。

にもかかわらず、それらは「履歴書に書けない」「仕事とは見なされない」と感じている方も少なくありません。

でも私は、はっきりと言いたいのです。
主婦業は、“キャリア”だと。

「主婦業のリアルディスクリプション」とは?

今回まとめたディスクリプションは、いわば「主婦業の職務経歴書」。
日常で自然にこなしてきたことを「見える化」し、自分の経験や力に気づいてもらうためのシートです。

こんな方に、ぜひ手に取っていただきたいと思っています。
☆キャリアブレイク後の再就職を考えている方
☆「私には何もない」と思ってしまう方
☆面接でうまく話せないと悩む方
☆自己分析をしたいけど、どこから始めればいいか迷っている方

💡使い方のヒント
☆履歴書・職務経歴書を作るときの補助資料として
☆面接前に自分の強みや経験を整理するツールとして
☆家族やパートナーに「見えない仕事」の価値を伝えるツールとして

あくまでもご自分がしていることの整理として使って頂きたいと思います。
これをそのまま企業に提出しても、採用担当の方は困ってしまいます。
このジョブディスクリプションから、自身の強みを見出し、応募する仕事で求められている能力に繋がる強みをもっていることをお伝えする材料にして頂きたいと思っています。

🤲 最後に──あなたの経験に、価値がある

このディスクリプションは、“チェックリスト”ではありません。
当然ですが、全部できていないとダメ、というものでは決してありません。そこは誤解なさらないでください。

大切なのは、「やってきたことを、自分の言葉で語れるようになること」。

一つひとつの家事、家族への気づかい、そして自分との対話。
それらはすべて、未来のあなたの力になります。

自分のことを整理するって、実はすごくパワフルなことなんです。必要なときには、キャリア相談など専門家のサポートも、ぜひ頼ってくださいね。

※お読みくださった皆さん全員が、ここに記載されている全ての内容を実施しているわけではないことは理解しております。私もしていないこと、できないこと、沢山あります。
また、必要なスキル・経験等は、これをしていないから、持っていないからダメ、という意味ではありません。

多くの方が、実は日頃のご経験から、このような力が備わっていると思って記載しています。それらの点をお含みおき頂き、適切に使って頂ければと思います。

※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。
納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP

※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。
ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ!

※日々の家事や家族サポートを「見えるかたち」にまとめました。
「家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~」
・再就職に向けて、これまでの経験を整理したい方
・ 面接や履歴書で「主婦業をどう伝えればいいか」悩んでいる方
・ 自己理解やキャリアの棚卸しをしたい方
そんなあなたに、おすすめの1枚です。

キャリアコンサルタント みつはしくみこ's avatar

By キャリアコンサルタント みつはしくみこ

生命保険会社・病院・銀行・人材派遣会社と常に女性の多い職場に計20年おりました。 女性は人間関係や仕事、プライベートなどライフステージに応じて様々な悩みを抱えている方が多く、上記職場での勤務時代も同僚や上司の相談にのり、自分には『人の話を聴く力』があるのではないかと思い至りました。 その『人の話を聴く力』をプロフェッショナルの域まで高めるため国家資格キャリアコンサルタントを取得、1日8~10人の派遣社員の皆さん(延べ5000人)の悩みに耳を傾け、次の一歩を歩むお手伝いをしてきました。 現在は複数社で、女性比率の高い職場でのキャリアコンサルティングを通して、経営者と従業員が同じ方向を向いて企業が成長できるよう支援を行っております。 また、大学生の就活支援も行っており、若者の未来を築いて行くお手伝いもしています。

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