何歳でも英語で人生を変えられる:英語コーチきなこさん

Hi there! Welcome to my blog. こんにちは、Sachikoです。 英語を「話せるスキル」で終わらせず、いかにしてキャリアへとつなげていくのか。このブログでは、英語を軸にキャリアを切り拓いてきたSachikoが、第一線で活躍する“英語の達人”たちに、そのリアルな秘訣を伺っています。 今回のゲストは、Xフォロワー5.9万人を誇る英語コーチ、「きなこ」さんこと伊藤さなえさん。 きなこさんは、名古屋大学の後輩で私と同じく公務員経験をお持ちです。様々な経験を経て、現在は起業を果たされ、学研より『ひとめでわかる!英語ビジュアルマップ』を上梓されるなど、英語学習の分野で注目を集める存在です。 しかし、現在に至るまでの道のりは、決して華やかな成功物語ではありませんでした。思うように進まない現実の中で、数々の選択と葛藤を重ねながら、「自分は何者で、何をやりたいのか」を問い続けてきました。 迷いや挫折を経験したからこそ見えてきた、“今の自分”へとたどり着くまでの道のりとは。 素直さと人とのご縁を何より大切にしながら、一歩一歩前へと進んできたきなこさん。その軌跡と胸の内を、じっくりと伺いました。 学生時代から芽生えていた、言語学への興味 ――英語学習はいつ頃から始められたのでしょうか? 近所に英会話スクールがあって、子どもの頃から通っていました。当時は英語の名前をつけられるのが少し恥ずかしくて、「Susie」と呼ばれることに違和感を覚えていましたね。「私はSusieじゃないのに」って(笑)。それでも、自然と英語に触れられる環境が身近にあったのは大きかったと思います。 ――名古屋大学では言語学を専攻されていますが、学生の頃から英語は得意だったのですか? 実は、英語でのコミュニケーション自体はあまり得意ではありませんでした。ただ、中学・高校の頃に文法や構文を読み解くことが本当に面白くて。難しい文章を一つひとつ分析して理解していくプロセスに、気づけば夢中になっていました。その延長線上に、言語学という専攻があったんです。 その後、日本大学の通信制課程で教員免許を取得し、日本語教師の資格も取りました。日本語教師養成の過程で初めて第二言語習得理論を体系的に学んだのですが、これは今の英語指導にダイレクトに生きています。言語学で学んだ知識も、たとえば時制(出来事の時間的な位置)とアスペクト(出来事の状態・進み方)の違いなど、学習者がつまずきやすいポイントを見極めるうえで大きな助けになっていますね。 公務員という「安定」から、一歩踏み出す決断 ――大学卒業後は国家公務員になられたそうですね。 はい。大学に通いながら、予備校で公務員試験の勉強をしていました。当時はまだ国立大学職員が国家公務員だったんです。今は独立行政法人に変わっていますけど。名古屋大学に就職して、いわゆる安定した道を歩み始めました。 ――そこから、その安定を手放す決断をされたのですよね。 そうなんです。最初の配属先で、英語を使う機会が多かったのですが、それがすごく楽しくて。コミュニケーションの面白さに初めて気づきました。そこから英会話教室にも通い始めて、「英語を突き詰めて仕事にできたら楽しそうだな」と思うようになったんです。 ただ、公務員だと3〜4年ごとに異動があるため、せっかく磨いた英語力を、次の配属先で生かせるかどうかは分からない。「もっと英語を深く学びたい」「これを仕事にしたい」という思いが、だんだん強くなり留学したいという気持ちにつながりました。 ――カナダ留学を決意したとき、怖さはありませんでしたか? 正直、ものすごく怖かったです。名古屋大学を出て国家公務員になって、周囲からはうらやましがられるようなレールに乗っている状態から脱線するのは勇気がいりました。また、実家が裕福ではなかったので、現実的な不安も大きかったですね。ただ、今だから言えるのは、「決断してよかった」ということです。もちろん、その後は苦労の連続で、途中で自分の決断を呪ったことも何度もありました(笑)。それでも、その経験があったからこそ、今の自分がある。そのすべてが、いまの原動力になっているんじゃないかなと思います。 カナダ留学で得たもの ――カナダ留学で得たものは何ですか? 一番大きかったのは、価値観が大きく変わったことですね。私はこれまで、何かしらの「型」や組織に属して生きるのが得意なタイプだったんです。でもカナダでは、どこにも所属していなくても、きちんと自分を評価してくれて、自然に仲良くなれる人たちがいると知りました。 学歴や職歴、年齢といった肩書きで判断されることがほとんどなくて、「その人自身」を見てくれる。だからこそ、何歳になってもチャレンジしていいんだ、という感覚を持てるようになりました。 帰国直後に待っていた、試練の時間 ――帰国後の就職活動は順調でしたか? それが、帰国したのがちょうどリーマン・ショックの時期だったんです。本当に最悪のタイミングでしたね。TOEICは985点まで伸びていましたし、英語も話せるようになっていたので、「就職は何とかなるだろう」と思っていたのですが、そもそも求人がほとんどなくて。 公務員の経歴は民間ではあまり評価されないと分かっていたので、派遣から始めようと考えていました。でも、それもなかなかうまくいかず、ようやく決まった外資系企業のお仕事もしばらくして事業縮小でなくなってしまいました。さらにその頃、結婚を考えていた相手との別れも重なってしまって。失業と失恋が同時に来て、軽く引きこもっていました。 ――そこから、どうやって立ち直られたのでしょうか? 正直、その時点では「自信があるのは公務員試験にパスするスキルだけ」でした。だから名古屋市の学校事務職員試験を、年齢制限ギリギリで受けて、何とか滑り込みました。 ただ、いざ安定すると、また「やっぱり英語の仕事がしたい」という気持ちが湧いてきたんです。そのころには、結婚もして、すでに30代になっていました。 ここから何ができるのかを考えて、まずは教員免許を取ってみようと思いました。33〜34歳の頃、日本大学の通信教育課程に入学したんです。教員免許を取るまでには思ったより時間がかかってしまったのですが。 転機を呼び込んだ「ご縁」と「素直さ」 ――英語を軸にキャリアを切り開いていこうと決心された、ターニングポイントはどこにありましたか? 小学校での仕事を通じて、偶然が重なり英語を使う機会が少しずつ増えてきた頃、転職サイトを見るようになったんです。そこで見つけたのが名古屋大学の国際労務担当の研究員のお仕事でした。学位は不要で、学士号があり、TOEIC900点以上の実力があれば応募できるという条件だったんです。 英語力だけでなく専門性も求められる仕事だったので、決して楽ではありませんでしたが、研究員として働く日々はとても充実していました。 研究員の期間中に出産も経験し、産休・育休中に教育実習をこなしてようやく教員免許を取得することができました。 研究員の任期が終わる予定だった時には、「特殊な業務を担当しているから、ぜひ引き続き残ってほしい」と声をかけていただいて。仕事へのやりがいも強く感じていました。 ただ、ここでまた私の悪い癖が出てしまって(笑)。「任期がいつ終わるかわからないこの状況のままでいいのかな」と迷った末に研究員の仕事を離れ、名古屋市立大学の準公務員試験を受けて、再び“安定”の道を選んでしまったんです。 結局、その安定も、最終的には子育てとの両立が難しくなり、夫との関係がうまくいかなくなったことで終わりを迎えました。その後、専業主婦となり、「何か自分でできることはないか」と思い、ブログを書き始めたんです。 ――難しい局面で周囲のアドバイスを上手に生かしていらっしゃいますよね。 私自身、かなり素直なタイプなんだと思います。誰かに「これをやったらうまくいくよ」と勧められて、そこにある程度納得できるロジックが見えたら、まずは試してみるようにしてきました。例えば、あるブログの先生から「文章がうまいから、X(旧Twitter)をやったほうがいいよ。1万人くらいすぐいくと思う」と言われたことがあって。「いやいや、さすがに無理ですよ」と思いながらも、少しおだてられて始めてみたら、本当に半年でフォロワーが1万人を超えたんです。 そうしたアドバイスを信じて動いてみたこと、そして人とのご縁が重なったことで、結果として道が開けていったのだと思います。 英語コーチとしての独立 ――英語コーチになったきっかけは何だったのでしょうか? X(旧Twitter)のDMを通じて、英語コーチング企業からスカウトをいただいたのがきっかけでした。詳しく話を聞いてみると、子どもが寝たあとでも仕事ができて、通勤も不要。日中は確かに仕事が少ないのですが、その時間を使って添削作業ができる。「これはすごく育児と相性がいい働き方だな」と感じたんです。 当時は、専業主婦をしながらXをしていただけでした。育児の合間にSNSを続けつつ、同時に国家資格キャリアコンサルタントの勉強も始めていました。 ――キャリアコンサルタントの資格を取ろうと思われた理由は?… Continue reading 何歳でも英語で人生を変えられる:英語コーチきなこさん

3社で凹んで止まる転職活動、もう終わりにしよう

転職や再就職を考え始めたとき、多くの方が、まず求人を探し、いくつか応募します。そして、こんな状態で立ち止まります。 「とりあえず3社くらい応募してみたんですが、全部落ちてしまって、正直凹んでます。やらないといけないと思ってはいるんですが、気が乗らないんです。」 このような言葉を、ご相談の現場で何度も聞いてきました。 落ちると、正直しんどいですよね。否定されたような気がして、「やっぱり私には無理なのかも」と思ってしまう。今日は、そんな方に向けて、少しだけ現実を一緒に見てみる話をします。 転職活動は「3社で判断できるもの」ではない まず、数字の話をします。 マイナビ転職のデータによると、転職活動者の平均応募社数は約8.4社。 思ったより多いと感じませんか?「2〜3社応募して、様子を見る」そんなイメージを持っている方も多いのですが、実際には、8社以上応募している人が多数派です。 さらに年代別に見ると、41歳以降では、10社以上応募している人が多いという結果も出ています。 つまり、年齢が上がるほど1社ずつ慎重に、というより、ある程度の数を前提に動く。そんな転職の仕方に、自然と変わっていくのです。 そこにはやはり、・書類選考の通過率が下がりやすい・企業側の目線がよりシビアになる・経験があっても、年齢で判断されるそのような状況があるわけです。 ですので、3社応募して、全部落ちたという状態は、「もうダメ」ではなく「やっとスタート地点に立った」くらいの位置。 数字で見ると、そう言えるのです。 へこんでいい。でも止まらないでほしい ここは、とても大事なところなので、しっかりとお伝えしたいのですが、凹んでも、落ち込んでもいいですが、立ち止まらないでください。 転職活動は、自信が満タンになってから始めるものではありません。不安なまま、迷いながら、自信が揺らいだ状態で、それでも動き続けた人だけが、次に進めます。 応募社数は「量」。でも、本質はそこではない だからと言って「とにかく数を打て」と言いたいわけではありません。応募社数は、たしかに量です。でも、その裏側で何が起きているかというと、 1社応募するために、・私たちはこれまでの仕事を振り返り・自分の強みの言語化・なぜこの会社で働きたいのかを考える・どんな働き方をしたいのかを問い直す このように、かなりエネルギーを使いますよね。 だから、3社で疲れてしまう人が多いと思っています。それは、本気で向き合っている証拠です。ただ、考えたまま止まってしまうのは、正直もったいない。そう思うんです。 判断軸があると、迷い方が変わる ここで大事になるのが、判断軸です。 ☆私は、働く上で何を大事にしたいのか☆どんなあり方で仕事をしたいのか☆何を守って、何を手放すのか これが言葉になっていると、迷ったときに立ち戻る場所ができます。 落ちた経験は、振り返ることで次につなげる 面接で落ちると、メンタルは削られます。一旦、落ち込んでいいと思います。ただ、そこで終わらせないでほしい。誰かに話す。振り返る。次の作戦を立てる。アクションを起こしてほしいんです。 応募する仕事の方向性や、応募書類でさらに工夫できる点、面接で伝え方を変えられそうなところ等、これを一つずつ整理していくことが、次につながる推進力になります。 地味ですが、これは立派なPDCAです。転職活動は、実はあなたを成長させ、未来を拓く力を付ける、そんな活動でもあるんです。 転職活動で、あなたの価値の全てが決まるわけではない 最後に、これだけはお伝えしたい。 転職活動で、あなたの価値が全て決まるわけではありません転職活動は、応募した会社との相性を確かめる場です。 別な見方をすると、落ちた、その会社はあなたとは合わないんです。応募した会社側が、そう判断した結果とも言えます。なので、合わない場所に行かずに済んだ、という見方もできると思っています。 しっかり準備をして、前に向かって歩んでほしい。そう思っています。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ! ※日々の家事や家族サポートを「見えるかたち」にまとめました。「家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~」・再就職に向けて、これまでの経験を整理したい方・ 面接や履歴書で「主婦業をどう伝えればいいか」悩んでいる方・ 自己理解やキャリアの棚卸しをしたい方そんなあなたに、おすすめの1枚です。 ※毎週土曜日朝6:00~voicyでも皆様にキャリア・終活・お金・女性特有の体調(フェムケア)についてお伝えしています。後からも聞くことができますので、是非お耳をお貸しください。40代から人生を変えるラジオ/ミアビータ・アーカイヴ一覧40代から人生を変えるラジオ/voicyチャンネル

2026年、私の経験を“強み”として言葉にしていく

昨日は『自分のキャリアを大切に扱う人が増えてほしい』そんなお話しをしました。 今日はその続きとして、「これまでの経験を、どう扱えばいいのか」について考えてみたいと思います。 経験は勝手に強みにはならない 子育て、介護、家庭の事情。仕事から少し距離を置いた時間を過ごしてきた方の多くが、こんなふうにおっしゃいます。 「経験はあるけれど、強みと言えるほどのものではない気がします」 この感覚はとても自然です。 なぜなら、経験は ただ積み重ねただけでは、強みとして認識されにくいからです。 強みは、「何をしたか」より「どう向き合ってきたか」 強みというと、資格や実績、スキルのような分かりやすいものを思い浮かべがちです。 でも、私が再就職や転職の現場で見てきたのは、強みの正体は、行動の中身というよりも“姿勢”に近いということです。 たとえば、 こうした積み重ねは、外からは見えにくいけれど、確実にその人の中に残っています。 経験を強みに変える第一歩は「切り取る」こと いきなり「私の強みは〇〇です」と言葉にしなくて大丈夫です。 まずは、こんな問いをご自分にしてみてください。例えば次のようなことです。 ここには、その人らしい考え方や行動の癖が表れています。 経験を“全部まとめて”評価しようとしなくていい。まずは一部分を切り取るだけで、十分なのです。 言葉にできた経験は、次の選択を支えてくれる 経験を言葉にするというのは、誰かに説明するためだけのものではありません。 自分自身が、 を理解するための作業でもあります。 これができると、「何が向いているか分からない」状態から、少しずつ抜け出せるようになります。 強みは、自信満々に語れるものである必要はありません。 むしろ、 の中に、その人ならではの価値が隠れています。 2026年は、これまでの経験を価値として丁寧に拾い直す年にしてみませんか。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ! ※日々の家事や家族サポートを「見えるかたち」にまとめました。「家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~」・再就職に向けて、これまでの経験を整理したい方・ 面接や履歴書で「主婦業をどう伝えればいいか」悩んでいる方・ 自己理解やキャリアの棚卸しをしたい方そんなあなたに、おすすめの1枚です。 ※毎週土曜日朝6:00~voicyでも皆様にキャリア・終活・お金・女性特有の体調(フェムケア)についてお伝えしています。後からも聞くことができますので、是非お耳をお貸しください。40代から人生を変えるラジオ/ミアビータ・アーカイヴ一覧40代から人生を変えるラジオ/voicyチャンネル

2026年、自分のキャリアを大切に扱う人が増えてほしい

新年あけましておめでとうございます。2026年もよろしくお願いいたします。今年も緩やかに継続してお伝えしていきます。 さて、2025年、私はシングルマザーの皆さんの転職やキャリアブレイク期間の長い方の再就職の現場におりました。その中で、感じていることをお伝えしたいと思います。 キャリアは、いつも思い通りに選べるものではない 面談の現場でお会いする方々の中には、子育てや介護、家庭の事情など、状況が先に立ち、「働かないことを選択」している方も大勢います。「選びたかった」というより、その時点で選べる「最善」を選んできた。そんな時間を過ごしてきた方も、多いのではないでしょうか。だからこそ、これまでを振り返って「自分で選んだというより、そうするしかなかった」と感じる方がいらっしゃるのも、自然なことだと思います。 もちろん、自ら進んで、今はこうしたい!こうしよう!!と選び取った方にもお会いします。そのどれもが、皆様の人生だと思い、真摯にお話しをお聴きする、日々その気持ちを忘れずに臨んでいます。 そんなお話しの中で、例えどの人生を選んだとしても、ひとつ確かなことがあります。 それは、仕事をしていない時期も、キャリアの一部であるということです。それを改めてお伝えします。 働いていない期間があると、キャリアが止まっていたように感じることがあります。 けれどその間も、何を優先するかを考え、状況を見極め、判断を重ねながら、自分なりの責任を引き受けてきたはずです。 人は、経験を通して学びます。正解のない状況で考え、迷い、振り返ること自体が、その人の判断力や視点を育てていきます。 それは、キャリアがなかった時間ではありません。ただ、仕事の言葉で語られてこなかっただけです。 自分の時間を、キャリアとして扱えるか 私が日頃関わっている再就職の現場でも、キャリアブレイクが長い方ほど、最初はこうおっしゃいます。 「私には、何もない気がします」 でもお話を丁寧に聴いていくと、 が、確実に育っていることが分かります。 キャリアブレイクそのものが不利なのではなく、自分でそれを価値として扱えていないことが、次に進むときの壁になっているんです。 確かに再就職の道は厳しい。働いていない期間を、言葉通りに受け取る企業はまだまだあります。でも、今持っている自身の力を自分の言葉にして伝えていくこと。それにはまず、自分のキャリアとして、これまでをどう認識しているかが重要になってきます。 それができると、「私は何もしていなかった」という感覚は、徐々に静かにほどけていくと思います。 キャリアは、後からでも選び直せる キャリアは、一直線に進むものではありません。 人生の中では、役割や立場が大きく切り替わる時期があります。そうした移行の時間は、目に見える成果がなくても、価値観や判断軸が深く育つ時間でもあります。 状況が変われば、立ち止まってもいい。考え直してもいい。 これからは、「自ら選び取るキャリア」を考えていけばいいんです。 その力は、これまでの時間の中で、もう、ちゃんと育っています 新しい年が答えを急ぐ一年ではなく、自分の人生を大切に扱う一年になりますように。 ここからは、キャリアづくりについても、少しずつ、具体的な視点をお伝えしていきます。 必要なときに、思い出してもらえる場所になれたら嬉しいです。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ! ※日々の家事や家族サポートを「見えるかたち」にまとめました。「家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~」・再就職に向けて、これまでの経験を整理したい方・ 面接や履歴書で「主婦業をどう伝えればいいか」悩んでいる方・ 自己理解やキャリアの棚卸しをしたい方そんなあなたに、おすすめの1枚です。 ※毎週土曜日朝6:00~voicyでも皆様にキャリア・終活・お金・女性特有の体調(フェムケア)についてお伝えしています。後からも聞くことができますので、是非お耳をお貸しください。40代から人生を変えるラジオ/ミアビータ・アーカイヴ一覧40代から人生を変えるラジオ/voicyチャンネル

主婦業にも“職務経歴書”を。家庭運営を「見える化」するジョブディスクリプション

大変ご無沙汰しております、キャリアコンサルタントの三橋久美子です。パワーアップして戻ってまいりました。今回はその第一弾として多くの方に読んでいただきたい資料が完成し、お届けできることになりました。 それが 『家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~』 です。そもそもディスクリプションとは、「記述」「説明」という意味です。ですので、ジョブディスクリプションとは、「職務内容の説明」ということになります。 『家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~』とは、「主婦として担ってきた仕事を、職務として言語化・可視化したもの」という解釈ができます。 「家庭を回すこと」は、ひとつの立派なマネジメント 食事の準備、家計管理、子どものサポート、高齢の家族の見守り、地域とのつながり、そして家族全員のメンタルケアまで…。 家庭の運営には、多岐にわたるタスクと、日々の判断力、調整力、実行力が求められます。 にもかかわらず、それらは「履歴書に書けない」「仕事とは見なされない」と感じている方も少なくありません。 でも私は、はっきりと言いたいのです。主婦業は、“キャリア”だと。 「主婦業のリアルディスクリプション」とは? 今回まとめたディスクリプションは、いわば「主婦業の職務経歴書」。日常で自然にこなしてきたことを「見える化」し、自分の経験や力に気づいてもらうためのシートです。 こんな方に、ぜひ手に取っていただきたいと思っています。☆キャリアブレイク後の再就職を考えている方☆「私には何もない」と思ってしまう方☆面接でうまく話せないと悩む方☆自己分析をしたいけど、どこから始めればいいか迷っている方 💡使い方のヒント☆履歴書・職務経歴書を作るときの補助資料として☆面接前に自分の強みや経験を整理するツールとして☆家族やパートナーに「見えない仕事」の価値を伝えるツールとして あくまでもご自分がしていることの整理として使って頂きたいと思います。これをそのまま企業に提出しても、採用担当の方は困ってしまいます。このジョブディスクリプションから、自身の強みを見出し、応募する仕事で求められている能力に繋がる強みをもっていることをお伝えする材料にして頂きたいと思っています。 🤲 最後に──あなたの経験に、価値がある このディスクリプションは、“チェックリスト”ではありません。当然ですが、全部できていないとダメ、というものでは決してありません。そこは誤解なさらないでください。 大切なのは、「やってきたことを、自分の言葉で語れるようになること」。 一つひとつの家事、家族への気づかい、そして自分との対話。それらはすべて、未来のあなたの力になります。 自分のことを整理するって、実はすごくパワフルなことなんです。必要なときには、キャリア相談など専門家のサポートも、ぜひ頼ってくださいね。 ※お読みくださった皆さん全員が、ここに記載されている全ての内容を実施しているわけではないことは理解しております。私もしていないこと、できないこと、沢山あります。また、必要なスキル・経験等は、これをしていないから、持っていないからダメ、という意味ではありません。 多くの方が、実は日頃のご経験から、このような力が備わっていると思って記載しています。それらの点をお含みおき頂き、適切に使って頂ければと思います。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ! ※日々の家事や家族サポートを「見えるかたち」にまとめました。「家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~」・再就職に向けて、これまでの経験を整理したい方・ 面接や履歴書で「主婦業をどう伝えればいいか」悩んでいる方・ 自己理解やキャリアの棚卸しをしたい方そんなあなたに、おすすめの1枚です。

キャリアブレイクからの一歩|主婦の経験をスキルに変えるヒント

「ずっと家にいて、社会から離れている気がする…」「今さら仕事なんてできるのかな…」そう感じたことはありませんか?私は10年の専業主婦の期間、常にそう思っていました。 キャリアブレイク中に積み重ねてきた家事や育児、家族のサポート。それらは「仕事」としてカウントされないことが多く、自信を持てなくなってしまう方も多いかもしれません。 けれど実は、あなたが毎日の暮らしの中で発揮してきた工夫や配慮、気づきや対応力には、「再就職後にも役立つ力」が詰まっています。 そうした力を言葉にすることで、これまで見えにくかった「あなたの強み」が少しずつ形になっていきます。それは、ただの自己満足ではなく、今後の働き方を考えるうえで大切な土台にもなります。 今回は、そんな「自分の力を言葉にしてみる」ためのヒントをご紹介したいと思います。 「ポータブルスキル」とは、特定の職場や職種に限定されない、どこでも持ち出して活かせる力のこと。これは、社会人経験の有無にかかわらず、すべての人がすでに身につけている可能性がある力です。そしてそれは、自分自身を振り返ることで、言葉にしていくことができます。 家事や育児を通じて自然と身につけてきた力を「見える化」してくれるシートがあります。しゅふJOB総研が公開している『家オペ力(いえおぺりょく)マトリックス』というもので、主婦の方の強みを“ソフトスキル”として整理するのにぴったりです。山梨大学のリカレント教育でも使われているとのことで、やってみる価値はあると思います。→ 家オペ力マトリックス PR TIMES記事はこちら また、厚生労働省の提供する職業情報提供サイトjobtagにある「ポータブルスキル見える化ツール」(自己診断ツール内)も有効です。→ jobtag ポータブルスキル見える化ツール 自分では当たり前だと思っていた日々の営みのなかに、実は多くの力や工夫が隠れていることに気づく。それは、自分の過去を「ただのブランク」ではなく、「大切な経験」として見つめ直すことでもあります。 キャリアブレイクの期間を、「何もしていなかった時間」ではなく、「今につながる力を育んできた時間」として受け止められたとき、きっとこれからの一歩が、少し前向きなものに変わるはずです。 もちろん、これだけで再就職がスムーズにいくわけではありません。でも、自分の力を言葉にして整理しておくことは、履歴書の作成や面接での自己PRに大きく役立ちます。小さな「気づき」や「整理」が、次の一歩を踏み出す自信につながる。その土台づくりとして、よろしければ、試してみてください。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ!

【40代からの転職活動】凹んだ心を立て直す5つの方法

※何度も落ちて、もう無理…と思ったときにも読んでください。 今までは再就職や転職をする際の心のあり様をお伝えしてきました。今回は、実際の再就職や転職で、皆さんが直面するかもしれない、そんな内容をお伝えします。 40代以降の方の転職活動をご支援することが、最近特に多くなってきました。40代以降の転職活動は、思った以上に厳しい現実が待っています。 「20社応募しても音沙汰なし」「面接まで行っても落ちる」「そもそも書類が通らない」…。 そんなとき、ふとよぎるのが「もう自分には価値がないのでは?」という思いです。実際、100社以上応募しても難しいという現実も存在し、自分との戦いの部分も否めないと思っています。ただ、そんな厳しい現実の中でも忘れないで頂きたいことがあります。 それは、不採用は、あなたの人間性までも否定しているわけではないということ。 実際落ち続けると、そんなの綺麗事だと思う人もいると思います。ですが、実際そうなのです。 ここでは、転職活動で心が折れそうになったとき、自分を立て直す5つの方法をお伝えします。 ①「現実」と「自分の価値」を切り離す不採用通知が届くたび、「またダメだった…」と落ち込みます。通知を見るのが苦痛になってくるものです。でもそれは「あなたという人」を否定しているのではなく、「今回の求人の条件と合わなかった」だけ。たとえば、カフェで紅茶を注文したお客さんに、いくら上質なコーヒーを出しても喜ばれませんよね。それは、そのコーヒーが悪いわけではなく、お客さんが求めていたのが紅茶だったというだけのことなんです。 ②落ち込むのは自然なこと。感情は無理に抑えない「落ち込む自分がダメ」と思わなくて大丈夫です。不採用に悔しさや悲しさを感じるのは、真剣に向き合っている証拠。日記やメモに「悔しい」「自信をなくした」と素直に書いてみるだけでも、感情が少し整理されていきます。 ③ 結果より「行動」を見つめる採用・不採用は、自分の力ではどうにもならない部分もあります。だからこそ、評価すべきは「どんな行動をしたか」です。 ☆新しい求人を3件見つけた☆自己PRを見直した☆面接で前より落ち着いて話せた そんな一歩一歩が、未来をつくっています。 ④他人と比べない。昨日の自分と比べようSNSで「転職成功しました!」という報告を見て落ち込むこともありますよね。 でも、他人と自分のペースは違います。 比べるなら、「昨日より少し前向きになれたか」「先週より準備が整ってきたか」その“じぶん比”が、転職活動のエネルギーになります。 ⑤ 孤独にならない。誰かと話そう、味方をつくろう 転職活動は、驚くほど孤独な作業です。「自分だけうまくいかない」「相談する人がいない」と感じることもあるでしょう。そんなときこそ、信頼できる友人、家族、専門家などに話してみてください。話すだけで、不思議と気持ちが軽くなります。 また、転職活動の味方を作ることも重要です。転職活動をしていく中で、その人に良かれと思ってあれこれ言う人もいて、心無い言葉で傷つくことも多々あります。 転職活動を成功させるためには、味方が必要です。あなたの気持ちも汲み取りながら、それでもなお客観的事実を伝えてくれる味方。そのためには、あなた自身が状況を客観的に把握し、素直に周囲の話しに耳を傾け、次の一手をどう繰り出すか?戦略的に考える冷静さを持ち合わせる、そんな心を保っていくことも必要です。 おわりに:自分を責めすぎないで 転職活動が長引くと、自分の過去を悔やみ、責める方もいます。でも、何度落ちても挑戦し続けているあなたは、本当に強い。 うまくいかないときは、こう唱えてみてください。 選ばれなかっただけで、価値がないわけじゃない。自分が動いた分だけ、未来はちゃんと動いてる。 心が疲れたら、少し立ち止まって深呼吸を。そしてまた、一歩ずつ進んでいきましょう。 💬 コメント歓迎!あなたが転職活動で落ち込んだとき、どう乗り越えましたか?よかったら、ぜひコメントで教えてくださいね。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ!

大人の素直さと覚悟と

4月は新入社員研修の時期。3月はコンテンツ作りの追い上げ、4月の冒頭2週間はこちらにかかりっきりとなるのが、毎年のことなんです。今年も、不安と期待が入り混じった若者たちの、学生から社会人への移行期のお手伝いをしてきました。そんな若者たちに、必ずお伝えすることがあります。 ・失敗してもいいから、とにかくやってみること ・現状維持は成長しないどころか、衰退であること ・上司や先輩の頼まれごとは素直に聞き、やること(=会社側の求めには素直に応じること) ・分からなければ、素直に尋ねること などなど、社会人経験がある方でしたら、特別なことではないと思うようなことかもしれませんが、何度となくお伝えしています。皆さん真っすぐな目で頷いてくれますし、実際、顔つきも変わり、覚悟がにじみ出てきます。 さて、どうしてこんな話をしているかというと、私達大人にも、  大人の『素直さ』と『覚悟』があると思っているからです。 まず大人の『素直さ』ですが、自分の経験やプライドを一度横に置いて、学び直したり、周囲と調和したりできる柔軟さを指すと考えています。 ・経験や年齢を言い訳にしない ・「自分はこうしてきた」という過去にしがみつかない ・若い人からも素直に学ぶ姿勢を持つ つまり、「できないことを認める勇気」や「新しい環境にフィットする意志」を発揮する。これが大人の『素直さ』だと思います。 また、大人の『覚悟』についてですが、再就職には、現実的な厳しさがつきまとい、希望通りの条件ではないこともあるかもしれません。就業したはいいが、すぐに希望の仕事に就けないことも往々にしてあります。また年下上司から、納得のいかない指示が飛んでくるかもしれません。さらに、即戦力を期待される一方、社風に慣れるには時間がかかるかもしれません。 そんななかで、環境や条件を冷静に受け止め、「それでもここで頑張る」と腹を括ることが必要だと考えます。 もちろん企業から「選ばれる側」ではありますが、それと同時に、ご自分も選び、選んだ以上は覚悟を持ってコミットする。この覚悟があるかどうかは、面接や仕事ぶりで自然と伝わってしまいます。 大人のリスタートには、「経験」と「素直さ」のバランスを取りながら、現実を受け止めたうえでの「覚悟」が不可欠。そんな風に思うのです。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ!