Hi there! Welcome to my blog. こんにちは、Sachikoです。 英語を「話せるスキル」で終わらせず、どうキャリアにつなげ、どう人生に活かしていくのか。このブログでは、英語を軸に自分らしい道を切り拓いてきた方々の、等身大の経験と選択をお届けしています。 今回ご紹介するのは、AOMビザコンサルティング代表の足利弥生(弥生さん)さんです。 幼少期をアメリカで過ごし、音楽大学でピアノを学んだ後、IT企業、オーストラリア大使館、外資系金融機関を経て起業という、ユニークなキャリアを歩んでこられました。現在はオーストラリアを中心としたビザコンサルティングを手がけ、多くの方の海外挑戦をサポートされています。 一見すると異なる分野を渡り歩いてきたように見える弥生さんですが、そのキャリアの背景には「海外への憧れ」と「人とのご縁」そして「音楽」という一貫したテーマがありました。今回は、これまでの歩みや海外移住に対する思い、そしてこれからの時代を生きる若い世代へのメッセージを伺いました。 海外への憧れは幼い頃から 弥生さんは4歳頃までアメリカで過ごした帰国子女です。記憶自体はあまり残っていないそうですが、英語教育に熱心だったお父様の影響は大きかったといいます。 また、お母様が音楽大学出身だったことから、自身も自然と音楽の道へ。音楽大学付属の小学校に進学し、幼い頃からピアノに親しんできました。 夏休みにはアメリカンスクールのサマースクールにも参加し、「いつか海外へ行きたい」という思いを育んでいったそうです。 そして26歳のとき、その夢を実現するためにニュージーランドへワーキングホリデーに出発します。 当初は、就労が可能な国という条件でオーストラリアを考えていたのですが、ビザの発給上限に達してしまって申請できず、急遽ニュージーランドに行くことになったそうです。 当時は今ほどインターネットが普及しておらず、海外で働く方法としてワーキングホリデーが最も現実的な選択肢でした。 帰国後のキャリアも見据えて旅行主任者資格を取得し、現地ではホスピタリティ業界で活躍。ピアノ演奏ができる観光ガイドとして人気を集めたこともあったそうです。 音楽から移民政策の世界へ ニュージーランドから帰国後、弥生さんのキャリアは思いがけない方向へ進みます。 オーストラリア大使館のイミグレーション部門で働くことになったのです。 当時は電子渡航認証(ETA)の導入期で、大使館は多忙を極めていました。そこに帰国のタイミングが重なったそうです。 ビザ審査官として多様な国籍や背景を持つ人々と向き合う中で、日本がいかに平和で恵まれた国であるかを実感すると同時に、オーストラリアの移民政策と日本の人口問題について深く考えるようになったそうです。 その関心は学び直しにもつながります。大使館の図書館で出会った移民政策の専門書がきっかけとなり、働きながら慶應義塾大学法学部で学位を取得されました。 グローバル企業を経て起業へ その後、弥生さんは大使館からリーマンブラザーズ証券会社へ転職します。 グローバル企業の人事部門で経験を積む中で、ビザに関する専門知識が大いに活かされました。さらにEU系投資銀行でもHR(人事)業務に携わり、国際的なビジネス環境を学び続けます。 興味深かったのは、新たな転職や挑戦の多くが「人とのつながり」から生まれていたことです。 思いがけない破綻により、後に起業を決意したのも、大使館時代の元同僚からの提案がきっかけだったといいます。 「自分一人では思いつかなかったと思います」 そう語る弥生さんの言葉からは、人との出会いを大切にする姿勢が伝わってきました。 海外移住から見える日本の未来 15年以上ビザコンサルティングに携わる中で、弥生さんは日本の将来に強い問題意識を持つようになりました。特に、高度なスキルを持つ人材が海外へ活躍の場を求める傾向や、リモートワークの普及によって富裕層や専門職、起業家などの海外移住のハードルが下がっていることを懸念しています。 一方で、若い世代の海外志向は以前ほど高くないと感じており、「海外を知らなければ成長の機会を逃し、将来のイノベーションも生まれにくくなる」と指摘します。 また、人口減少が進む日本では、長期的な視点に立った人口政策が不可欠だと考えています。既存のビザ制度を戦略的に活用し、人材獲得や地域活性化につなげる仕組みづくりが必要だと訴えます。 著書『海外移住は人生や社会にイノベーションを起こす』では、日本人の海外移住の現状、日本の人口政策、そしてオーストラリアの可能性という3つのテーマを発信しています。 海外経験は個人のキャリアの幅を広げるだけでなく、新たな視点や価値観をもたらし、社会やビジネスのイノベーションにつながる――。そんな弥生さんの強い信念が伝わってきました。 女性だからこそ広がる可能性 女性のキャリアについて、弥生さんは「女性のほうが好奇心旺盛な方が多いように感じます」と語ります。海外経験は、自身のキャリアや生き方を前向きに見つめ直すきっかけになることも少なくありません。 日本では出産や育児との両立など、女性が直面する課題も依然としてあります。だからこそ、「もっと世界に出て、多様な経験を積んでほしい」と弥生さんはエールを送ります。大切なのは、自ら行動し、人とのつながりを広げること。そして目標と時間軸を持ちながら、一歩ずつ前に進むことだといいます。 また、女性同士だけのコミュニティにとどまらず、幅広い世代や多国籍の人々との交流を通じて、本当に関心のあることを見つけることで、自分らしいキャリアの方向性が見えてくると話してくれました。 最後に 弥生さんのお話を伺っていて印象的だったのは、「ご縁」という言葉が何度も出てきたことでした。 音楽、海外経験、学び直し、転職、そして起業。一つひとつの出会いを大切にしながら、自らも準備と努力を重ねてきたからこそ、現在のキャリアにつながっているのだと思います。 「マニュアルはない。自ら行動し、ネットワークを築くことが大切。」 その言葉は、海外に挑戦したい人だけでなく、これから新しい一歩を踏み出そうとしている私たち全員へのエールにも聞こえました。 弥生さん、貴重なお話をありがとうございました。 弥生さんの著書についてのご案内は下記のリンクをチェックしてください。 「海外移住は人生や社会にイノベーションを起こす」~日本を超えて描く自由な未来~ 書籍 出版のご案内 | オーストラリア・ニュージーランド・アメリカ・ドバイ・イタリアビザ AOM… Continue reading 音楽とご縁が導いた国境を越えるキャリア:AOMビザコンサルティング代表足利弥生さん
