キャリアチェンジに必要な「Must」の視点-40代からのキャリアと現実-

今回はここから未経験分野に飛び込みたいと考えている方向けに書きました。キャリアの方向性を考えるときによく使われるフレームワークに Will(やりたいこと)・Can(できること)・Must(求められていること) があります。 この3つの重なりが大きいと、納得感のあるキャリアが描けますが、ご相談を受けていると「Must」=採用する企業側が求める視点が抜けてしまっている方もいらっしゃいます。もちろん、企業と求職者は対等です。だからこそ、自分の求めていることだけではなく、相手の求めにも目を向ける必要があります。 1. 「収入は下げたくない」思いと現実 キャリアチェンジを考えるとき、多くの方がまず口にするのは「収入は下げたくない」という希望です。その気持ちは痛いほどわかります。そう思って当然だと思っています。 しかし、未経験分野に飛び込むなら、収入が下がることを許容せざるを得ない場面も出てきます。経験が浅い分、企業は「今までの経験からできるであろう」という期待と「即戦力としては、少し様子を見なければならない」と考えて採用するからです。 企業が未経験分野に飛び込むあなたに期待しているのは、・過去のやり方に執着しない柔軟性・突発的なことが起きた時の対応力・安定した働きぶり・正確さ・誠実さといった基本的な信頼感です。 だからこそ、「収入を下げない」という条件に固執すると選択肢が一気に狭まってしまい、結果的に転職が難しくなります。 「どの程度までなら下がっても生活を守れるのか」を数字で確認し、許容できる幅を持つことが大切です。 2. 「この転職で最後にしたい」という気持ち 正直「次の転職を最後にしたい」という気持ち、ありますよね。次々と新しい環境に身を置いたり、責任ある立場を再び目指すことに、気力や体力の面で不安を抱える方も少なくありません。そのため、キャリアチェンジを決断できずに立ち止まってしまうケースもよく見られます。 あなたの職業人生において、何を大切にしたいのか?再確認が必要だと思います。 変化を受け入れることを強く拒むことでチャンスが減ってしまうこともあります。ここもまた、考えどころかもしれません。企業は変化対応ができる方を求めています。 3. 納得の転職までのハードルが高い なかなかすんなりとは転職が決まらず、応募数だけが増えていく。メンタルが削られていく。そんな気持ちになってしまう方も少なくありません。そしてそれは、「未経験分野への転職」だと、さらにハードルが上がってきます。 ここで今一度考えて頂きたいのは、「転職して新しいキャリアを築く」という発想だけでなく、「今いる場所や自分の環境をどう活かしてキャリアを重ねていくか」という視点です。 ・現職で新しい役割やプロジェクトに挑戦する・後進育成や知見の伝承など、年齢ならではの価値を発揮する・副業・パラレルキャリアで新しい経験を積む・学び直し(リスキリング)で強みをアップデートする・地域や社会活動で役割を広げる 「ライスワーク」と「ライフワーク」という考え方があります。ライスワークはいわゆる「食べるため=生きるため」の仕事。ライフワークは文字通り「生涯かけて打ち込みたい」仕事のことです。仕事を2つに切り分けて考えていくと、別の見え方が現れてくるかもしれません。 おわりに キャリアチェンジには「企業側が求めることへの視点」と「あなたの覚悟」が欠かせません。・収入の下がり幅を具体的に数字で把握する・下がったとしても数年後にどう取り戻すか、シナリオを描く・転職が難しい場合は、今の職場や副業で新しいWillを実現する方法を探す 「何を受け入れ、何を手放し、何を続けるのか」――その整理が、次の一歩につながります。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ! ※日々の家事や家族サポートを「見えるかたち」にまとめました。「家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~」・再就職に向けて、これまでの経験を整理したい方・ 面接や履歴書で「主婦業をどう伝えればいいか」悩んでいる方・ 自己理解やキャリアの棚卸しをしたい方そんなあなたに、おすすめの1枚です。

「全部できなくて当たり前」そこから始めよう — 主婦経験を力に変える第一歩

いつもお読みくださいまして、ありがとうございます。キャリアコンサルタントの三橋久美子です。前回のブログでご紹介した「主婦業のリアルディスクリプション」。そこには、日々の主婦業が細かく整理された業務内容や、それに伴うスキル・経験が並んでいます。 でも、そのページを開いた瞬間、こう感じた方もいるかもしれません。 「これ、全部できていない…」「私なんてまだまだだ…」 実はそれは、あなただけではありません。「できていない自分を責めるためのもの」ではなく、「自分の経験や強みを見つけるための道しるべ」なのです。 “できていない”はマイナスではなく伸びしろ ジョブディスクリプションにある項目は、家庭運営に関わるあらゆる業務を網羅的に並べたものです。全部やっている人は、ごくわずか。もし全部やっていたら、それはもう“プロ中のプロ”です。 だからこそ、この表はチェックリストではなく参考地図として見てください。「ここは通ったことがある」「ここはまだ未経験」という地図上の位置を知るだけでOKです。 「できていない」と感じるところは、裏を返せばこれから経験や学びで身につけられる部分です。たとえば… 職務経歴書や自己PRでも、「これまでできたこと」だけでなく「これから伸ばしたいこと」を伝えることは、むしろ前向きな印象を与えます。 自己効力感が“やってみよう”を支える キャリア形成の土台になるのが自己効力感です。これは「自分はこの行動をうまくやり遂げられる」という感覚のこと。心理学者バンデューラによれば、自己効力感を高める方法は大きく4つあります。 今回のディスクリプション活用は、この1番と4番を同時に行える方法です。できたことを確認し(過去の成功)、今からできそうなことを一つ選び(小さな成功)、行動につなげていきましょう。 まずは“できていること”を拾い上げる スタート地点は、できていない部分の穴埋めではなく、できている部分の発掘です。 これらをまずは書き出し、「すでに持っている力」として認識します。そのうえで、「やってみたいこと」「学びたいこと」を加えていくと、自分の成長の道筋が自然と見えてきます。 まとめ ジョブディスクリプションは、あなたの不足を責めるチェックリストではなく、経験や強みを見つけるための道しるべです。全部できていなくて当然。できていることを拾い、やってみたいことを加えることで、自己効力感は着実に高まります。未来に向けて、「やってみたいこと」「学びたいこと」を見つけ、新しいあなたに出会うための地図にしてくださいね。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ! ※日々の家事や家族サポートを「見えるかたち」にまとめました。「家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~」・再就職に向けて、これまでの経験を整理したい方・ 面接や履歴書で「主婦業をどう伝えればいいか」悩んでいる方・ 自己理解やキャリアの棚卸しをしたい方そんなあなたに、おすすめの1枚です。

主婦業にも“職務経歴書”を。家庭運営を「見える化」するジョブディスクリプション

大変ご無沙汰しております、キャリアコンサルタントの三橋久美子です。パワーアップして戻ってまいりました。今回はその第一弾として多くの方に読んでいただきたい資料が完成し、お届けできることになりました。 それが 『家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~』 です。そもそもディスクリプションとは、「記述」「説明」という意味です。ですので、ジョブディスクリプションとは、「職務内容の説明」ということになります。 『家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~』とは、「主婦として担ってきた仕事を、職務として言語化・可視化したもの」という解釈ができます。 「家庭を回すこと」は、ひとつの立派なマネジメント 食事の準備、家計管理、子どものサポート、高齢の家族の見守り、地域とのつながり、そして家族全員のメンタルケアまで…。 家庭の運営には、多岐にわたるタスクと、日々の判断力、調整力、実行力が求められます。 にもかかわらず、それらは「履歴書に書けない」「仕事とは見なされない」と感じている方も少なくありません。 でも私は、はっきりと言いたいのです。主婦業は、“キャリア”だと。 「主婦業のリアルディスクリプション」とは? 今回まとめたディスクリプションは、いわば「主婦業の職務経歴書」。日常で自然にこなしてきたことを「見える化」し、自分の経験や力に気づいてもらうためのシートです。 こんな方に、ぜひ手に取っていただきたいと思っています。☆キャリアブレイク後の再就職を考えている方☆「私には何もない」と思ってしまう方☆面接でうまく話せないと悩む方☆自己分析をしたいけど、どこから始めればいいか迷っている方 💡使い方のヒント☆履歴書・職務経歴書を作るときの補助資料として☆面接前に自分の強みや経験を整理するツールとして☆家族やパートナーに「見えない仕事」の価値を伝えるツールとして あくまでもご自分がしていることの整理として使って頂きたいと思います。これをそのまま企業に提出しても、採用担当の方は困ってしまいます。このジョブディスクリプションから、自身の強みを見出し、応募する仕事で求められている能力に繋がる強みをもっていることをお伝えする材料にして頂きたいと思っています。 🤲 最後に──あなたの経験に、価値がある このディスクリプションは、“チェックリスト”ではありません。当然ですが、全部できていないとダメ、というものでは決してありません。そこは誤解なさらないでください。 大切なのは、「やってきたことを、自分の言葉で語れるようになること」。 一つひとつの家事、家族への気づかい、そして自分との対話。それらはすべて、未来のあなたの力になります。 自分のことを整理するって、実はすごくパワフルなことなんです。必要なときには、キャリア相談など専門家のサポートも、ぜひ頼ってくださいね。 ※お読みくださった皆さん全員が、ここに記載されている全ての内容を実施しているわけではないことは理解しております。私もしていないこと、できないこと、沢山あります。また、必要なスキル・経験等は、これをしていないから、持っていないからダメ、という意味ではありません。 多くの方が、実は日頃のご経験から、このような力が備わっていると思って記載しています。それらの点をお含みおき頂き、適切に使って頂ければと思います。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ! ※日々の家事や家族サポートを「見えるかたち」にまとめました。「家庭運営マネージャーの職務要約~主婦業のリアルディスクリプション~」・再就職に向けて、これまでの経験を整理したい方・ 面接や履歴書で「主婦業をどう伝えればいいか」悩んでいる方・ 自己理解やキャリアの棚卸しをしたい方そんなあなたに、おすすめの1枚です。

キャリアブレイクからの一歩|主婦の経験をスキルに変えるヒント

「ずっと家にいて、社会から離れている気がする…」「今さら仕事なんてできるのかな…」そう感じたことはありませんか?私は10年の専業主婦の期間、常にそう思っていました。 キャリアブレイク中に積み重ねてきた家事や育児、家族のサポート。それらは「仕事」としてカウントされないことが多く、自信を持てなくなってしまう方も多いかもしれません。 けれど実は、あなたが毎日の暮らしの中で発揮してきた工夫や配慮、気づきや対応力には、「再就職後にも役立つ力」が詰まっています。 そうした力を言葉にすることで、これまで見えにくかった「あなたの強み」が少しずつ形になっていきます。それは、ただの自己満足ではなく、今後の働き方を考えるうえで大切な土台にもなります。 今回は、そんな「自分の力を言葉にしてみる」ためのヒントをご紹介したいと思います。 「ポータブルスキル」とは、特定の職場や職種に限定されない、どこでも持ち出して活かせる力のこと。これは、社会人経験の有無にかかわらず、すべての人がすでに身につけている可能性がある力です。そしてそれは、自分自身を振り返ることで、言葉にしていくことができます。 家事や育児を通じて自然と身につけてきた力を「見える化」してくれるシートがあります。しゅふJOB総研が公開している『家オペ力(いえおぺりょく)マトリックス』というもので、主婦の方の強みを“ソフトスキル”として整理するのにぴったりです。山梨大学のリカレント教育でも使われているとのことで、やってみる価値はあると思います。→ 家オペ力マトリックス PR TIMES記事はこちら また、厚生労働省の提供する職業情報提供サイトjobtagにある「ポータブルスキル見える化ツール」(自己診断ツール内)も有効です。→ jobtag ポータブルスキル見える化ツール 自分では当たり前だと思っていた日々の営みのなかに、実は多くの力や工夫が隠れていることに気づく。それは、自分の過去を「ただのブランク」ではなく、「大切な経験」として見つめ直すことでもあります。 キャリアブレイクの期間を、「何もしていなかった時間」ではなく、「今につながる力を育んできた時間」として受け止められたとき、きっとこれからの一歩が、少し前向きなものに変わるはずです。 もちろん、これだけで再就職がスムーズにいくわけではありません。でも、自分の力を言葉にして整理しておくことは、履歴書の作成や面接での自己PRに大きく役立ちます。小さな「気づき」や「整理」が、次の一歩を踏み出す自信につながる。その土台づくりとして、よろしければ、試してみてください。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ!

【40代からの転職活動】凹んだ心を立て直す5つの方法

※何度も落ちて、もう無理…と思ったときにも読んでください。 今までは再就職や転職をする際の心のあり様をお伝えしてきました。今回は、実際の再就職や転職で、皆さんが直面するかもしれない、そんな内容をお伝えします。 40代以降の方の転職活動をご支援することが、最近特に多くなってきました。40代以降の転職活動は、思った以上に厳しい現実が待っています。 「20社応募しても音沙汰なし」「面接まで行っても落ちる」「そもそも書類が通らない」…。 そんなとき、ふとよぎるのが「もう自分には価値がないのでは?」という思いです。実際、100社以上応募しても難しいという現実も存在し、自分との戦いの部分も否めないと思っています。ただ、そんな厳しい現実の中でも忘れないで頂きたいことがあります。 それは、不採用は、あなたの人間性までも否定しているわけではないということ。 実際落ち続けると、そんなの綺麗事だと思う人もいると思います。ですが、実際そうなのです。 ここでは、転職活動で心が折れそうになったとき、自分を立て直す5つの方法をお伝えします。 ①「現実」と「自分の価値」を切り離す不採用通知が届くたび、「またダメだった…」と落ち込みます。通知を見るのが苦痛になってくるものです。でもそれは「あなたという人」を否定しているのではなく、「今回の求人の条件と合わなかった」だけ。たとえば、カフェで紅茶を注文したお客さんに、いくら上質なコーヒーを出しても喜ばれませんよね。それは、そのコーヒーが悪いわけではなく、お客さんが求めていたのが紅茶だったというだけのことなんです。 ②落ち込むのは自然なこと。感情は無理に抑えない「落ち込む自分がダメ」と思わなくて大丈夫です。不採用に悔しさや悲しさを感じるのは、真剣に向き合っている証拠。日記やメモに「悔しい」「自信をなくした」と素直に書いてみるだけでも、感情が少し整理されていきます。 ③ 結果より「行動」を見つめる採用・不採用は、自分の力ではどうにもならない部分もあります。だからこそ、評価すべきは「どんな行動をしたか」です。 ☆新しい求人を3件見つけた☆自己PRを見直した☆面接で前より落ち着いて話せた そんな一歩一歩が、未来をつくっています。 ④他人と比べない。昨日の自分と比べようSNSで「転職成功しました!」という報告を見て落ち込むこともありますよね。 でも、他人と自分のペースは違います。 比べるなら、「昨日より少し前向きになれたか」「先週より準備が整ってきたか」その“じぶん比”が、転職活動のエネルギーになります。 ⑤ 孤独にならない。誰かと話そう、味方をつくろう 転職活動は、驚くほど孤独な作業です。「自分だけうまくいかない」「相談する人がいない」と感じることもあるでしょう。そんなときこそ、信頼できる友人、家族、専門家などに話してみてください。話すだけで、不思議と気持ちが軽くなります。 また、転職活動の味方を作ることも重要です。転職活動をしていく中で、その人に良かれと思ってあれこれ言う人もいて、心無い言葉で傷つくことも多々あります。 転職活動を成功させるためには、味方が必要です。あなたの気持ちも汲み取りながら、それでもなお客観的事実を伝えてくれる味方。そのためには、あなた自身が状況を客観的に把握し、素直に周囲の話しに耳を傾け、次の一手をどう繰り出すか?戦略的に考える冷静さを持ち合わせる、そんな心を保っていくことも必要です。 おわりに:自分を責めすぎないで 転職活動が長引くと、自分の過去を悔やみ、責める方もいます。でも、何度落ちても挑戦し続けているあなたは、本当に強い。 うまくいかないときは、こう唱えてみてください。 選ばれなかっただけで、価値がないわけじゃない。自分が動いた分だけ、未来はちゃんと動いてる。 心が疲れたら、少し立ち止まって深呼吸を。そしてまた、一歩ずつ進んでいきましょう。 💬 コメント歓迎!あなたが転職活動で落ち込んだとき、どう乗り越えましたか?よかったら、ぜひコメントで教えてくださいね。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ!

大人の素直さと覚悟と

4月は新入社員研修の時期。3月はコンテンツ作りの追い上げ、4月の冒頭2週間はこちらにかかりっきりとなるのが、毎年のことなんです。今年も、不安と期待が入り混じった若者たちの、学生から社会人への移行期のお手伝いをしてきました。そんな若者たちに、必ずお伝えすることがあります。 ・失敗してもいいから、とにかくやってみること ・現状維持は成長しないどころか、衰退であること ・上司や先輩の頼まれごとは素直に聞き、やること(=会社側の求めには素直に応じること) ・分からなければ、素直に尋ねること などなど、社会人経験がある方でしたら、特別なことではないと思うようなことかもしれませんが、何度となくお伝えしています。皆さん真っすぐな目で頷いてくれますし、実際、顔つきも変わり、覚悟がにじみ出てきます。 さて、どうしてこんな話をしているかというと、私達大人にも、  大人の『素直さ』と『覚悟』があると思っているからです。 まず大人の『素直さ』ですが、自分の経験やプライドを一度横に置いて、学び直したり、周囲と調和したりできる柔軟さを指すと考えています。 ・経験や年齢を言い訳にしない ・「自分はこうしてきた」という過去にしがみつかない ・若い人からも素直に学ぶ姿勢を持つ つまり、「できないことを認める勇気」や「新しい環境にフィットする意志」を発揮する。これが大人の『素直さ』だと思います。 また、大人の『覚悟』についてですが、再就職には、現実的な厳しさがつきまとい、希望通りの条件ではないこともあるかもしれません。就業したはいいが、すぐに希望の仕事に就けないことも往々にしてあります。また年下上司から、納得のいかない指示が飛んでくるかもしれません。さらに、即戦力を期待される一方、社風に慣れるには時間がかかるかもしれません。 そんななかで、環境や条件を冷静に受け止め、「それでもここで頑張る」と腹を括ることが必要だと考えます。 もちろん企業から「選ばれる側」ではありますが、それと同時に、ご自分も選び、選んだ以上は覚悟を持ってコミットする。この覚悟があるかどうかは、面接や仕事ぶりで自然と伝わってしまいます。 大人のリスタートには、「経験」と「素直さ」のバランスを取りながら、現実を受け止めたうえでの「覚悟」が不可欠。そんな風に思うのです。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルタント・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ!

人生はあなたのもの

キャリアコンサルタントのみつはしです。前回は「キャリアとは何か?」そんなお話しを書かせて頂きました。今日は「人生はあなたのもの」というテーマを取り上げます。 毎日忙しく過ごしている中、ふと思い立ち、勇気を出してご相談に来てくださる方がいます「一体、私は何を求めているんだろう?」「どうしたいんだろう?」 忙しい日々の中で、そんな問いがふっと頭をよぎり、段々大きくなってくる。そんなお話しをお聴きすることが少なくありません。 経験を積み、できるようになった仕事ではあるが、もっと他のことにもチャレンジしてみたい。 本当は仕事ではなく、子育てを優先したい。 やりたいことは分からないけど、少なくとも、いま取り組んでいることではない。でも手放すのも怖い。 何のために目の前のことに取り組んでいるのか?わからなくなってしまうんです。 現状でものすごく切羽詰まっているわけではないと、漠然と湧き上がった自分の気持ちを見てみないフリをして、日々の生活に戻る方も多くいます。でも、そのこと自体は解決していないので、何かの拍子にまた、「一体私は何を求めているんだろう?」と、漠然とした、悩みともつかない、得体のしれないモヤモヤが湧き上がってきます。 社会に出ると、考えを言葉にすること=言語化を求められますが、この、なんとも言えないモヤモヤを言葉にすることができなくて、言葉に出来ないからこそ向き合うことをしない方が多いんです。 上手く言葉に出来ないことは、恥ずかしいことではありません。思ったことを思ったように、書いたり話したりすることで、頭は整理されるものです。絡まった糸をほぐし、整理することで、自分の根源的な気持ちに気付く方は大勢います。 人生はあなたのもの 人生は日々選択の連続です。あなたの人生は、あなたが選び、あなたが創るもの。今がキャリアブレイクの時かもしれない。今が働き方や働く場所を変える時かもしれない。よくよく考えてみたら、今いる場所でやれることがあるのかもしれない。あなたが、その時に最善だと思った道、あなたが選んだ道を正解にしてほしいんです。 「私が選んだ道を正解にする」—その気持ちを大切に、一歩踏み出してみませんか? ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルティング・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ!

『キャリアとは?』現場で数多くの面談をしてきたキャリアコンサルタントがお伝えします

初めまして。キャリアコンサルタントの三橋久美子(みつはしくみこ)と申します。この度、本サイトの協力キャリアコンサルタントとして主に以下の内容で皆さんにHOW TOをお伝えしたいと思います。💡キャリアブレイク前の方には、これからの休職・退職の検討に向けて、その捉え方や、ブレイク期間の有意義な過ごし方などをお伝えします。 💡キャリアブレイク中の方(復職希望)には、履歴書・職務経歴書の作成、求人の探し方、面接対策など、より具体的なアドバイスのご提供をいたします。 💡キャリアブレイク後の方(キャリアアップ)には、さらにご自分の能力を高めて頂けるように、管理職・転職・フリーランスなど、次のステージに進むための情報のご提供をいたします。お楽しみに! さてそんな初回では、まず「キャリア」という言葉にスポットを当てたいと思います。通常皆さんがこの言葉に持つイメージは「キャリアアップ」「キャリア官僚」など、組織で上に立つ、管理職になる、ということとほぼイコールになっていると感じます。リクルートワークス研究所;「キャリア」を使わずに「キャリア」を考えるでは、1位は「経験」(15.1%)、2位「仕事」(14.0%)、3位「経歴」(4.8%)、4位「経験値」(4.3%)、5位「資格」(4.0%)など、仕事に即した言葉として、受け取っている方が多いようです。もちろん、様々な受け取り方があってよいと思います。 ただ、私がいつもお伝えしているのは、『キャリアとは人生である』ということです。生れてから今までの生きてきた歩み、その全てが丸ごとキャリアであり、その全てが経験として蓄積されていると考えています。 いわゆる仕事に従事していない期間=キャリアブレイクがあったとしても、あなたの人生は続いているし、日々を生きていらっしゃいます。生きていれば思いがけないことが起きたり、突然今まで考えてもいなかった行動を起こしたり、思いがけない出会いから、今まで想像もしなかったことをやってのけたりするものです。その全てが、丸ごとあなたのキャリアとして蓄積されて、未来に繋がります。今まで王道であった終身雇用も転換点に来ています。そんな中で、様々な生き方や働き方を模索し実行に移す人たちが多くなってきました。相談の現場でも肌で感じています。もっと軽やかに、もっと自分らしく、キャリアを捉え、歩んでいただきたいと心から思います。 ※キャリアブレイク前後のご相談(離職・転職など)・人間関係など、幅広くご相談を承っております。詳しくはこちらのHPをご参照ください。納得の未来を支えるキャリアコンサルティング・三橋久美子のHP ※キャリアブレイクからの復職や転職をお考えの方は、是非「キャリア・リスタート準備度チェック 〜 私らしく働くための第一歩 〜」を実施してください。ご自分がどのくらい準備が整っているか、知ることができますよ!